2017年11月12日日曜日

キャリアシフトで重要な職務経歴書の作成ポイント

自分なりの物語

さっそくいくつかの転職サイトに登録しようと、
まず初めに登録したのは、ビズリーチとミドルの転職でした。
今まで20年間住宅産業に従事してきたのですが、
今回は自分の思い描く新しいペルソナ(Possible Self)に正直になろうとおもい、
まず、コーチングのスキルをのばせる仕事ということで、
人材開発、キャリアアップ研修などを行う企業への職をターゲットにして、
職務経歴書を書き直しました。

ここでもイバラ教授のアドバイスが役に立ちます。
(前記事参照)

「自分なりの物語をつくろう」です。

結局、今までのペルソナは、施工から管理、設計、性能評価や品質検査を
経験してきた「住宅業界」のマルチプレヤー(自分でいうのも何ですが
というイメージです。
それを今度は組織のなかで働く全ての人たちが、
自分らしい働き方ができるようなお手伝いができる
コンサル的なイメージへ変換したいわけです。

前者のペルソナは、経験や実績もありますし、資格もあるので、
それを言葉にすれば初対面の転職エージェントや採用担当者にもすぐ伝わります。
前述したように、人は知り合いでも見ず知らずの相手に対しても一貫性を求めます。
彼は、優しい人だから介護の仕事をしているとか、
彼女は人と接するのが得意だから営業の仕事ですとか。

でも実際は、得意とか、好きだとか、関心があるからといって
それを生業としているわけでもないですし、
たまたまとか、私のように別の理由で大学卒業後に
今の職種に飛び込んだ人たちもいらっしゃるかとおもいます。

ですから、人はAだからBの仕事をしている、できると
単純に決めつけることはできないのですが、
限られた時間と費用で採用する側としては、
過去の仕事と今募集しているポジションに一貫性がある、
すなわち即戦力になりそうな人材を取りたいのが現状でしょう。

だから、今の仕事がやりたいことではないと気づいたときに、
今までのペルソナを引き剥がして、全く新しいペルソナを作り出そうとしても、
そこに一貫性や説得力になる経験がないかぎり、
まわりが認めてくれないのです。

そこで重要になってくるのが、「自分なりの物語」です。


越境可能なソフトスキル

私自身も大きなキャリアシフトを何回か繰り返しています。
大工個人で工務店経営サラリーマンとして施工管理設計関連評価、点検技術者教育と同じスペースではありますが、役割や仕事の専門性は異なります。
ここでは、住宅というキーワードが一貫性としてあるので、
比較的相手に伝わりやすいですが、今回自分がやりたいとおもっている仕事は、
人事系の内容となります。

ですので、今までの仕事の中で、
これからやりたい仕事にうまく繋がっていくようなストーリーを
自分の中で見つけていく作業をまず最初に行いました。

自分が今まで経験してきた仕事の中から、
産業を超えて使えそうなスキルを考えてみると
次のようなことがあります。

・社内に埋もれたデータを分析して、改善や新しい仕組みを作り出す能力
・既存顧客から新しいニーズを掘り起こして、適切なソリューションを提案する営業力
・座学研修とOJTを上手く連携させて、顧客対応力を向上させるための教育デザイン力

住宅とか、建築というコンテキスト(文脈)を除いても、
これだけの越境可能なソフトスキルが出てきたのには、私自身も驚きました。

逆にいうと、普通のサラリーマンとして組織の中で考えながら一つひとつの仕事をしてきたからこそ、一社員としてもっとできることがあるだろう、
どういう環境ならもっと楽しくクリエイティブに自分らしい仕事ができるだろうかと
考えてきたからこそ、私たち40代には越境可能なスキルがたくさんあります。

MBAを学ぶ過程でこれらに気付き、ビジネスを包括的にみることで、
コーチングに出会ったのだということがわかります。

住宅の専門性が高い仕事から、人材開発系の仕事をしたいとおもったのは、
思いつきでも、何もないところから湧いて出てきたわけでもありません。

いくつもある自分の興味や関心ごとの蕾が開花して、
やりたいことの一つとして浮かび上がってきたのです。
このような思考の流れ、私自身の全てを一瞬でわかってもらうのは無理なことなので、
簡単に伝えられるような「物語」をつくり、まわりの人々に語っていくことで、
新しいペルソナの承認力を強化していくことが、非常に重要なポイントとなります。


同時に、古いペルソナから新しいペルソナへの道のりが
つながっているという「自分なりのストーリー」として言葉にすることで、
自分自身の納得感を醸成し、再認識する機会にもなります。