2015年2月4日水曜日

オーストラリアMacDonald'sで成功した「リトルビット・ファンシーバーガー」


今週の月曜日、マーケティングの授業で面白かった話は、
オーストラリアのブランド牛肉「Angus Beef」について。

2000年はじめ頃、オーストラリアでは牛肉がコモデティ化して
値段競争が激しくなっていたそうだ。

Commodityとは、ガソリンや鉄鋼などどこから購入してもさして
品質など変わりがないので、消費者も供給元を気にせず、
安く提供されている業者から購入するようになる。

そうすると、供給元からしてみると
規模効率を追求して、コストを下げ、安く提供することでしか
利益が得られなくなってくる。

そこで、ブランディングというコンセプトが出てくるのだが、
オーストラリアの家畜肉協会が品質にグレードをつけて
それを認証する制度立ち上げ、普通の牛肉とブランド牛肉とを
差別化して売る戦略を立てた。2013年現在でオーストラリアの牛肉20~25%が
ブランド品として売られるまでになったそうだ。

そのなかでのAngusはブランド肉としてレストランでも、
「品質の高い美味しい肉」としてメニューにでてきたそうだ。
そこで、これに目をつけたマクドナルドがとった戦略が"Little bit fancy burger"。

ファーストフードでマックといえば、ブランド肉とは程遠い。
私なんかも、お金も時間もなくて、手っ取り早く食事を済ませようと思ったときに、
まわりに何もなければ、仕方なく入るぐらいにしか思っていない。
このような店で、Angusバーガーをちょっとプレミアムを付けて
安価で提供したところ、これが大ヒット。
ビーフ関連の商品売上を20%も伸ばしたそうだ。

レクチャーの中で出てきたキーワードは、
「コモディティのブランド化」と
「masstige=マス(大衆)とプレステージをかけた造語」。

マックの宣伝で、ちょっと小指がたってバーガーを食べてる宣伝は笑えた。
日本の場合、モスバーガーがあるから、この戦略は難しいのではないか。

こちらの動画を教材として視聴させてもらったのだが、
little bit fancyがどのようなコンセプトで生まれたのか、
コメディみたいて観ていて大笑いしたので、こちらに載せたいと思う。





究極のところ、Angusと普通のビーフの違いがわかるひとはどれだけいるのだろうか。
「踊らされる消費者」というイメージが拭い去れなかった。

「ちょっとだけ贅沢な車」とか「ちょっとだけ贅沢なホテル」に置き換えると
うーん・・・と腕くみしてしまう。