2014年12月2日火曜日

シルクドソレイユの「TOTEM」を観に行く!!


シルクドソレイユのシドニー公演

MBAグループワークのケーススタディで、
シルクドソレイユのクリエイティビティについてやってから
すっかりファンになってしまい、クラスメートとそのパートナーを含む6人で
『TOTEM』というショーを観に行って来た。

いい席は、100ドル以上するのだが、クラスメートのエディタが
学生割引を使って、ひとり79ドルの席を予約してくれた。

やっぱり百聞は一見に如かずで、ビジネスとして論文などで調べるのとは違って、
実際に観客として楽しんだほうが、何倍も得られる情報があるなと実感。



シアターか?サーカスか?

シルクドソレイユは、サーカスとシアター、ミュージカルを融合した
新しいエンターテイメントということで、まず気になるのは、観客の服装だ。

実は、行く直前に妻とのあいだで、フォーマルで行くか、カジュアルでもよいのかで論争が勃発。

「劇場シアターとの融合なんだから、フォーマルなんじゃないの?」と妻。
「いやーテントでやるんだから、オペラハウスに行くような恰好じゃなくても…」と私。

結局妻は、フォーマルウェアに身を包み、私はカジュアルに着こなして
ふたり合わせて「シアターとサーカス」のあいのこだねと笑いながら、
お互いの解釈を尊重して劇場テントへと向かうことにした。





シドニーのサーキュラーキー駅からバスで20分の
ムーアパークという公園の一部にテントが張られ
30分前には、観覧客でにぎわっていた。
11月の期末試験以来のクラスメートとの再会で、お互いの近況情報を交換。

テントに併設してバーのようなスペースがあり、
この辺は前回オペラハウスに行った時のバーのようなフォーマルな空間と似ているようだった。

服装はまちまちで、ラフな格好で来ている人もいれば、
お洒落をしてフォーマルな格好で来ている人もいた。

フォーマルでもカジュアルでもどちらでも良かったのだが、
夫婦で相反する恰好で来ているカップルはいなかったので、そこはちょっと反省。


テントのなかに入ると


時間が迫ってきたので、早速誘導係の指示にしたがって小さな入口を入る。

誘導係も皆丁寧な対応で、
「今日は来てくれて本当にありがとうございます」と言われて感動した。

日本のマニュアルチックな挨拶ではなくて、
本当に自分の仕事を楽しんでいるような挨拶だったからだ。

なかは撮影禁止なので写真はお見せできないが、入口の階段を上ると
ひな壇上の観客席が真ん中の直径10m位の円舞台を中心に
ほぼぐるりと設置されていた。

円舞台の後ろには海辺を連想させる花道のようなスペースがあった。
第一印象は、思ったより舞台が間近で小ぢんまりしているなという感じ。

「おーやっぱり観客席は、プラスチックじゃなくてレザー仕様だねー」

ケーススタディで調べた時に、
シアターのように豪華な観客席を設置していると書いてあったので
ひとりでそれを確認して盛り上がっていた。

コトバのない世界


時間になり、いよいよショーの始まり!

最初にカエルの衣装をまとったパフォーマーが
トランポリンや鉄棒のような構造物でアクロバット。

そのあとは類人猿が出てきたり、
アジアチックな衣装で一輪車の芸があったり、
ときには、未来人がでてきたり
現代にもどってイタリアなまりの変なオジサンがでてきたり
道化師が滑稽な芸をやったりと

パフォーマンス全体はとても複雑でなかなかコトバにすることができない。

今回の「トーテム」のテーマは、人類の進化と飛びたいという願望を描いた作品ということで
コトバでは表現できないものをパフォーマーの動きや音楽で十分に感じることができたとおもう。

コトバのないパフォーマンスなので
解釈も人それぞれだが、それでもなんとなく人間の根底にあるもの、
活力とかあくなき挑戦みたいなものに心動かされて
終わった後には、「人間てすごいなぁ」と満足感で満腹状態。

公演の2時間はあっという間で、
終わってみると来た当初、小ぢんまりしていると思った空間が
テントのなかにいるのを忘れるくらいのダイナミックなショーだった。



実際に観て学んだコト

ケーススタディでは、気づかなかったことが3つある。

一つ目は、音楽。

それぞれのショーに対して、オリジナル曲をつくっているのは知っていたが、
民族音楽のドラマーや歌姫まで生出演するとは知らなかった。
これが、ミュージカルとの融合かぁ
とあらためてシルクドソレイユの本物志向に脱帽。




二つ目は、テクノロジーとの融合。

ケーススタディでは、テクノロジーの話は出てこなかったが、
舞台の後ろにある花道が蛇のように出てきたり、そり上がって光を放ったり、
それぞれのシーンで演出に欠かせないアイテムになっていた。

また、ジャグラーのボールが七色に光るようになっていて、
色の演出も音楽やシーンに合わせてプログラムされているようだった。
小さな空間を意外と手の込んだテクノロジーが支えているんだなというのが観てみての感想。



やはり、ブルーオーシャン戦略でどんなに人が中心のイノベーションでも、
テクノロジーは切っても切れない要素なのか。

最後に・・・

3つ目は、フォーマルかカジュアルかで迷ったとしても、
私たちのように決してカップル別々の恰好(フォーマルvsカジュアル)では行かないことだ(笑)