2014年6月4日水曜日

英語を勉強してはいけない!


MBAを目指すためには、大きくわけて二段階の英語テストを受けなければならない。

①TOEFL(トーフル)またはIELTS(アイエルツ)※1
②GMAT(ジーマット)


トーフル(またはアイエルツ)は、大学院での授業についていくために最低限必要な読み書きと、
会話のスキルを測るテスト。※2

 

そして、GMATは、大学院での授業内容を理解して、
身につけるだけの思考能力と数学的知識があるかを測るテスト。

この二つが主にMBA入学にあたって受けなければならないテストだ。

①は私たちのようなnon-nativeのためのテストなので、
地元の英語が母国語のnativeはこのテストを受けない。

一方、②のジーマットはnativeも受けなければならないテストなので、
①に比べると、難易度が高くなる。

だから、英語力がnativeに比べ乏しい私たちのような外国人が、
いきなりジーマットを受けると間違いなく撃沈する。


受験勉強の方法としては、
両方同時に始めるのではなく
①TOEFL→②GMATと順番にそれぞれ
集中してやるのが通常のやり方である。


トフルゼミのe-learning契約も
閲覧期限が6ヶ月なので
最初の6ヶ月をTOEFL、その後にGMATと閲覧期限をずらしてもらった。

ところがところが!

GMATを受けなくても受験できるMBAコースがあるではないか?!
しかも、オーストラリアに!!


妻の仕事に付き添いでシドニーに行けることが決まってから、
独自にリサーチしたところ・・・

ウェスタンシドニー大(UWS)とオーストラリア工科大(UTS)のMBAがヒットした。

これらは、ともにTOEFL89~90点以上、GMAT550点以上(UTSのみ)が基準点になっていたが、
もっと情報が欲しかったので、トフルゼミのカウンセラーに問い合わせていた。

そこで、紹介されたスタッフソリューションズのK氏が
実はドンピシャのアドバイスをくれた!

「オーストラリアではGMATは必要ないところもあります。
私も実はMBAホルダーです。

ウーロンゴン大でとりましたが、
ここは卒後の学生満足度調査で一位を獲得したことがあります。

同窓生として、少しひいき目な言い方ではありますが、
非常にオススメの学校になります」と。


キタ━━━━(゚∀゚)━━━

たまたま相談にのってくれた人がMBAホルダーだった。
良かった!これで何でも聞ける!

その後、K氏は、私のしつこい「尋問」にも嫌な顔ひとつもせず…
(メール上の話で実際の顔はみていないが)いろいろとアドバイスや情報を教えてくれた。

 


例えば、ウェスタンシドニー大は、ビジネスというより文学や医療に評価が高い学校で
工科大は、社会経験がなくても入れるので、社会経験豊富な者にとっては、
ディスカッションが物足りないかも、とか…

シドニー近辺なら、マッコーリ経営大学院がハイレベルで有名だとか、
MBAホルダーで現地スタッフならではの的確なアドバイスをもらえた。


オセアニアでは、名のしれたマッコーリ大ですらGMAT不要なのである。
それなら、わざわざGMATを受ける必要ないじゃん…

と最終的には、GMATなしのMBAを目指すことにした。

トフルゼミのGMAT教材を買ってしまったあとに、
勿体ないことをしたが、最終的にはよかったとおもっている。

トフルゼミに行ったおかげで、K氏に出会えたのもラッキーだった。
テスト対策のために英語を勉強するということが、私にとっては苦痛だったので
単純にひとつ煩わしさが減ったとおもった。



普通に「英語を勉強する」と私たちは言うが、この言い方に違和感がある。
英語は、その国の社会や文化の文脈のなかでこそ生きるものだ。

勉強の対象ではなく、コミュニケーションのツール=道具である。テストのための英語が目的ではない。英語を使って何をするか、
英語を通して、何を観るか、である。

単語を覚えたり、イデオムを覚えたり、表現の幅を広げるのはいいが、所詮TOEFLもGMATもテストである。

テストであるかぎり、テストのための勉強は免れえない。無駄とは言わないが、それだけのものでしかない。




特に人生半分折り返し地点にさしかかる四十代としては、
残りの人生で何を学びたいかと言えば
テストのハウツーよりも、もちろんビジネスの根幹や
私にとっての仕事とは?そしてこれからの生き方についてだ。

大学受験の勉強だって、実際ほとんど社会では役にたっていない。
同じように、テストのためだけに「英語」を勉強してはいけない。

トーフル対策で勉強を始めた時も、この点にはしっかり配慮した。
いろいろな方法を試したが、そのなかでいくつか次のセクションでご紹介したいとおもう。




※1:International English Language Testing System(IELTS, アイエルツ)は英語熟練度を測る英語検定   の1つで、ケンブリッジ大学ESOL試験機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education社によって協   同で運営されている。アカデミック・モジュール(Academic Module、大学や他の高等教育機関への出   願のためのテスト)とジェネラル・トレーニング・モジュール(General Training Module、一般的な   生活、仕事や、移住関係に関わる英語のテスト)の2種類がある。(from Wikipedia)

※2:トーフルは北米が開発、ほとんど世界で認められているテスト。アイエルツは、
   イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、カナダなどではこちらが主流。
   トーフルはPCに座って、キーボードでテストを受けるのに対して、アイエルツは鉛筆で
   スペリング、エッセイを書かなければならない。テストの構造が全く違うので、
   受けるなら、どちらかにしたほうが良い。